人間の手が書けない。
これは由々しき問題だ。ゆ虐において人間の手は実に多様な表情を見せる。
指先でくすぐる、指の腹で撫でる、てのひらの上で転がす、両手にすっぽり収める、軽く握る、全力で握りしめる、そのまま力を込めて握りつぶす、爪楊枝をつまむ、キリを持つ、ライターで着火する、拳で殴りつける…
そんなゆ虐あるあるの表現において人間の手が描けないというのは致命的だ。虐待のしようがない。
というか手だけじゃない。なんなら顔も描けない。肩も描けない。なにも描けない。なんか適当にそれっぽく描いてるけど、顔と首と肩の境目とか繋がり方とかよくわからない。関節とか足とかもう何?どうなってんの?
試しに自分の手を見ながら描いたらすげー厳つい手になって女の子の手じゃないみたいに見えるし…ボディも肩幅広子ちゃんになるし…
なんなんだよ。そもそも人体って何?どんなデザインしてんの?手とか特に神の作為を感じる造形してる。ひらべったいてのひらの部分にヒョロ長い棒4本と太めの棒が1本ついてて、そこからさらに腕につながっていく。関節多すぎるし構造が複雑すぎる。謎が多い。
その点ゆっくりのなんと描きやすいことか。関節なし。ボディなし。生首饅頭、ベリーイージー。
とかなんとか調子に乗ってると痛い目見る。自分の描いたゆっくり見た後にうまい人の描いたゆっくり見て、立体感の差に愕然とする。俺のゆっくり平面じゃん。ペラッペラじゃん!上手い人のゆっくり、現実にいそう感すごい。やっぱり絵がうまい人はすごい。
何が言いたいかというと、ゆっくりは人間に比べるとまだ描きやすいので、みんなも描いてください。俺も練習がんばります。