「うわさをきいてすぐに『もりけん』のむれから おおきくてりっぱな『らんさん』がきてくれたのぜ 『らんさん』はまりさやなかまをみんな ひきとるためにゆっくりしないできてくれたのぜ まりさはやることがあったからドスのむれに のこったけどほんとうに『もりけん』のむれには かんしゃしてるのぜ むれがいどうするときは『もりけん』のむれから すこしでもはなれるようにドスたちを ゆうどうするのはたいへんだったのぜ・・・」(続)
「なかまがふえたおかげで ふゆはあんぜんにこせたのぜ すこしおおきいおうちにふゆのそなえをあつめて みんなでゆっくりしたりおはなししたり ほんとうにたのしかったのぜ・・・ でもふゆをこしてからがたいへんだったのぜ・・・」
「まえのおうちおぼえてるのぜ? あのころからドスはじぶんのことばっかりで むれのことなんか ぜんぜんかんがえてくれなかったのぜ・・・ あっかいころにうまれたまりさは おかあさんやおとうさんにふゆのこしかたも ろくにおしえてもらえなかったのぜ ドスやむれのみんなにきいてもまりさを みくだしてばっかりでぜんぜんだめだったのぜ・・・」
「おぼえてるのぜ? ドスがほかのゲスたちをあつめて すーぱーむーしゃむーしゃたいかい? とかをひらいてふゆがおわったばかりで まだすくないみんなのごはんを ほとんどたべてしまったのぜ・・・ けっきょくふゆがおわってゆっくりしないで むれはいどうすることになったのぜ・・・」
「むれにもどってふゆのじゅんびをしてると まりさとおなじでふゆのこしかたをしらない ゆっくりがたくさんいたのぜ むかしからゲスばかりのむれだけど まりさにおしえてもらうために あたままでさげてくれるゆっくりもすこしいたのぜ まりさはそんなじぶんとおなじゆっくりの なかまをすこしずつふやしていったのぜ・・・」
「しかたないからまりさはおとなりの 『もりけん』ってよばれてるぱちゅりーがおさの むれまでゆっくりかおをだしてみたのぜ・・・ みんなかしこくてやさしかったのぜ まりさのことをばかにしないで いっしょうけんめいいろいろおしえてくれたのぜ 『もりけん』はあたまのわるかったまりさを むれにさそってくれるくらいやさしいゆっくりなのぜ まりさはじぶんのむれでゆっくりしたかったから ことわったけどいまでもあのむれはだいすきなのぜ」