「おそらをとんでるみたい?」 「成程のう… 何故そびえ立つ糞に群れが管理できるのかと 疑問に思っとったが…お前が裏長だったかぁ♪」 「にんげん・・・さん・・・」 「お前が長なら良かったでござるなまりさェ…」 「こっこっこのまりさもいいやつだっよっ!!」 「全く後味悪い駆除ばかりやな今回は…」(続)
そんな『うんうん』の姿を見てまりさは哀れに感じていた 並みのゆっくりでは理解できない 複雑なシステムを管理して 群れを統治する尊敬すべき存在のドス 短いゆん生の中で様々な群れを見てきたが ここまで無能で嫌われているドスは初めてであり それがまさか己の群れの長とは まりさは自嘲気味に頬を緩める (なかまはいまでもたいせつだけど うまれてくるむれをまちがえたのかもしれないのぜ すこしつかれたのぜ・・・ そろそろらくになりたいのぜ・・・)
「『うんうん』はゆっくりしないでだまれぇっ!!」 「ゆっくりおもいだしたよっ!! そのまりさはれいむがけがしたとき ぺーろぺーろしてくれたいけめんまりさだよっ!!」 「まりさのおちびちゃんをさがしてくれたのぜっ!!」 「ごはんがたくさんはえてるばしょも おしえてくれたのぜっ!!」 「いちばんのやくたたずは『うんうん』だよっ!!」 「『うんうん』はさっさとくたばるのぜっ!!」
「お・・・おばえはうぞづぎだぁあああああああっ!! ぐぞばりざみだいなゆっぐりじでないゆっぐりが どずざまのむれをよごどりでぎると おぼうなよぉおおおおおおっ!! ぞうだっ!! ばりざだっ!!ぜんぶばりざのぜいだっ!! おばえがいばばでじゃばじでぎだんだろぉおおっ!? ごのっ・・・ごのうだぎりぼどがぁあああああっ!!」
「ぐぞっ・・・ぐぞぉ・・・うらぎりぼのどぼべぇ ずるい・・・なんでまりさみたいなくずゆっくりが ゆうのうあつかいされてゆうのうなドスさまが こんなめにあうの・・・ まりさはぺてんしだ・・・さぎしだ・・・ みんなをせんのうしたあくまだ・・・ごろじでやる」 先程、『うんうん』自身が無能と断じて ゴミ扱いまでした群れの仲間なのだが 今は仲間と呼んでいる 何とかしてまりさ一匹に全ての責任を擦り付けようと 『うんうん』は無意識の内に 錯乱気味の結論を出したのだろう