「・・・ふらんはおとなしいね あのおうたはきいたことないよ」 「末恐ろしい子だ…ふらんがあの様子だと その内おねーさん(病)に会えなくなるかもな…」 「ゆっ!?どうしてっ!?」 「怨むなら僕を怨めドス…我が愚息が全て悪いのだ…」 「・・・おにいさんにおちびちゃんいたの?」 「おちびとは失礼な!!御立派なサイズですともっ!!」 「ゆわっ!?ど・・・どうしたのおにいさん!?」
「ねえ、おにいさん ・・・やっぱりゆっくりごはんたべれないかも」 「んー?」 「こえがすごくうるさくてあたまにひびくよ・・・」 「でもドスは町に戻ったら 鬼威惨の公園駆除を手伝いたいんだろ? 公園の叫びはもっとよく響くぞ? それにみんなで参加する大規模な駆除なんかは 僕達の昼飯中も断末魔の嵐になるだろうし…」 「ゆう・・・なれないとだめってことだね・・・」
「・・・『うんうん』はすごいことになってるね」 「髪の毛が真っ白になったら あっという間に禿散らかし始めたな 多分恐怖で寿命がすり減ってるんだろう 今まで痛い目に合ってても 殺されるなんて知らなかったからなあの馬鹿 僕達を殺すつもりだったのに 自分の死が決まった途端にあの様だ… 剥き出しの本能って奴は恐いなドス」 「ドスはあういうしにかたはしたくないな・・・」 「ああ…僕もだ…」