斯くして狩人達は帰っていく 彼の者等が通った後 そこには静けさだけが残っていた しかし耳を澄ましよく聞くがいい 風に運ばれ聞こえるではないか 生きる喜びの笑い声が 今を噛み締める笑い声が 遠くから聞こえるではないか お姉さんドスの まりさの ベヘリットの 狩りを生き残った者達の幸福と感謝の声が いつまでもいつまでも聞こえるではないか(続) _________________________ 「山に駆除しにいくよ♪」編は次回投下で終了します
「馬鹿だな…本当に馬鹿だよお前… そういうのを人間の言葉でお人好しって言うんだドス」 「・・・ごめんなさい」 「いや、謝らなくていい そうそう言い忘れてたドス…」 「・・・ゆ?」 「…おねーさんもドスが大好きだ」 「・・・おねーさん」 「これからも宜しく…」
「本当にそれでいいのかい? この手でお姉さんドスを殺したのは 他でもないおねーさんなんだぜ? それでもドスは仲良くできるのかい? 何なら恨んでくれても構わない 鬼威惨に特例で認めて貰おうかい?」 「・・・ゆぅ ・・・おねーさんがいなかったら・・・ きっとドスはじぶんで なにもきめられませんでした・・・ おねーさんがいてくれたからドスは おねえさんドスとおわかれができました・・・ ぜったいにきらいになんかなれません・・・ ドスはおねーさんのことがずっとだいすきです・・・」
「おねーさん・・・あのね・・・」 「ほひ? どしたのん?」 「たくさん・・・たくさんありがとうございます・・・」 「…ドス?」 「ドスは・・・おねーさんとふらんと もっともっとなかよくなれるように おにいさんのおべんきょうを たくさんたくさんがんばります・・・ だから・・・これからもよろしくおねがいします」