Artist's commentary
ゆっくりまりさを整形してみた①
今の巣が狭く感じてきたので、まりさは新しいおうちを探していた。そこで見つけたおおきな建物。
これは素晴らしい新居になる。つがいのれいむや、かわいい子供達の喜ぶ顔が目に浮かんだ。
窓から中を覗き込んだが誰もいない。ならば気兼ねなくここを自分のうちに出来る。まりさはそう思った。
しかし次の瞬間カーテンが開いて、そこから一人の人間が現れた。実はそこは人間の家でカーテンを閉じていただけだった。
しかしまりさは自分がこの建物を見つけたのはカーテンの向こうに人間が来るより更に先だと信じていた。
ならばこの家は自分のものだ。まりさは家の持ち主の人間に出て行くよう命令してしまう。
人間はそんなまりさを捕まえると面白半分に整形手術してしまった。
片目、口、髪の毛は綺麗さっぱり取り除かれて、傷口は水に小麦粉を溶いたもので塞がれた。
もう一方の目ももうすぐ取り除かれるだろう。残った目から最後の涙を流すまりさ。
その目はいったい何を語ろうとしているのか・・・・・・。